夢ねこ★不思議缶

夢ねこ★ 空想・妄想の缶詰は。。。いかが?

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【ボクの地平線】



 【ボクの地平線】





【ボクの地平線】




遥か 遥か遠くの

地平線を見つめ

ボクはいつも いつも

想っていた。


あの地平線の向こうには 

きっと

ボクの欲しいものがあるんだ。


きっと あの夕焼けみたいに

ワクワクして ドキドキするものが

ボクを 待っているんだ。

 

毎日そんなことを想いながら 西の地平線を見てるだけじゃ

我慢しきれなくなって


ある日 ボクは

とうとう

地平線を目指して 走り出した。




ただ まっすぐに

まっすぐに走る ボクを見て

草原をわたる やわらかな風が

話しかけてきたた。


『ねぇねぇ。。。何処まで行くんだい?』


『あの西の地平線の向こうまで。』


『素敵だね。それじゃ。。一緒に行ってみようかな♪』


ボクと風は

じゃれあって

追いかけたり

追い抜かれたりしながら

 
地平線目指して

走って

走って

走って


走ったけど。。。



いくら走っても

地平線は地平線のまま。


『ちょっと。。ひと休み!!』


かけっこには自信のあるボクも

さすがに疲れて

一緒に走った風に

さよならと 別れを告げた。


風は ひゅるる~ん!!。。と

弧を描くように

ボクの周りをひと回りして

草原の緑をなびかせて 吹き抜けていった。



もう太陽は お空の真ん中をとうに過ぎてる。



『地平線の向こうにある 素敵なところは 夢の国。

ちょっとやそっとじゃ 届かないさ♪』


ボクは自分に そう言い聞かせて

ひと休みすると

また走り出した。



【ボクの地平線】




だけど。。

いくら走っても 走っても

地平線は地平線のまま。


太陽は 西の地平線を黄金色(こがねいろ)に染めだした。


『お~い♪こんな遠くまで遊びに来たのかい?』


ふと声のする方を見上げると

金色と青の羽をした

小さな鳥が はるか頭上を舞っている。

たまに ボクのお気に入りの大きな樹の梢にやってきては

綺麗な声で歌を歌ってる 小さな鳥だ。


『あぁ。。キミか!?

キミは翼があるから あの地平線の向こうを知ってるんだろ?』



『地平線の向こう?』


『そうだよ。あの向こうには

きっとワクワクしてドキドキするものが

ボクを待ってる。。。そんな気がするんだ。』


『ふぅ~ん。。

キミの言う ワクワクしてドキドキするものって

いったい何なのさ?』


『ボクを夢中にさせてくれて

ボクがボクであることを実感できるものさ!!』


『なぁるほど~。

じゃぁ。。

キミは今いるところじゃ

それを見つけられないのかい?』


『毎日毎日が 同じことの繰り返しなんだよ。

この頃ボクは なんだか飽き飽きしてきちゃってね。。。

だから。。新しい世界に向かって飛び出そうと思ったんだ。』


クスリ。。。と小さな鳥は笑った。


『どうして笑うんだよ!?

キミだって空を飛んで 歌を歌って

樹の上で眠るだけの毎日じゃないか!?』


『そうだよ。だけど楽しいよ。

。。。あっ!!そっか♪

【ねばねば教】と【ふりふりダンス】に染まってるキミには

この楽しさは わからないかもね♪』


『【ねばねば教?】【ふりふりダンス!?】

ボクは。。そんなものの信者でもないし

おまけに変なダンスなんて踊らないぞ!!』


『そうかなぁ~♪

空から見てるとね。。。


キミの頭の中はさ

【~ねばならない】が脳みそに ね・ば・ね・ば・。。くっついてて

離れないみたい。


キミの姿はさ。。。

【~のふり】をしてる仮面を被ってダンスする 仮面舞踏会みたいだよ。


ワタシはさ。。

キミと違って大空を飛べる翼を持っている。

だけど。。。大地と共に生きることはできない。

母なる大地。

一面の緑が覆う大地。

ワタシ達がその憧れの大地に翼を休めることができるのは。。。

ワタシ達が死ぬ時さ。

その時初めてワタシ達は 大地に抱かれることができるんだ。

だから ワタシ達は命の限り歌うんだ。

空の歌

風の歌

光の歌

母なる大地の実りに 感謝の歌をね♪』


『。。。やらねばならない

勝たねばならない

我慢せねばならない。。。

ねばならない!!。。。ねばねば教に。。。


幸せなふり

不幸なふり

利口なふり

馬鹿なふり。。。

。。ほんとだ!!ふりふりダンス。。。かぁ。。』




ボクは ふと足元を見た。

小さな花が 咲いている。

風に揺れるその花は

なにも 言わず

なにも 問わず

ただ 静かに咲いていた。



【ボクの地平線】





ボクは

夕焼け色に染まり出した

西の地平線に目をやって

ふっ。。と笑った。


空を見上げると

小さな鳥の胸にある 金色の羽が

夕焼けの金色と挨拶するかように

きらりと輝いて 空の高みへ消えた。

 

ボクは 足元に咲いている

ちいさな花に そっとキスすると

くるっと振り返って

藍色に染まりだした

東の地平線に向かって走り出した。


【ボクの地平線】



ボクは


ボクの地平線を

 
。。。ようやく見つけた。




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